足利市ではたらく社長のブログ

地域ポータルサイト「ハウディーズ」の運営を中心としたWebによるPR&マーケティング会社「ハウディーズ株式会社」の社長であり、TOEIC990点(満点)の語学力を生かし、大学受験を始め英語教育指導を行う有限会社アカデメイアの取締役・講師としても奮闘中 - ローカルな地域社会から日本・世界を見つめ、教育からマーケティング・経済から政治に至る様々な問題を、徒然なるままに考える、江黒俊介のブログ - という欲張りな目標で書いている日記です♪

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経営者セミナーの要望に・・


天気が良かった今日の午後。

今日は足利市内のとある会社にて「ネットやリアルの広告やマーケティングのセミナーをやって欲しい」との要望をうかがいながら・・

ひなたぼっこをしておりました。

我が両毛地域という土地柄では、なかなかそのようなセミナー自体が少なく、また仮にあったとしてもどうやら「たいしたものではない」そうです。

以前より多くのお客様からの要望として、弊社ハウディーズ主催のそのようなセミナーや勉強会、異業種交流会などを企画して欲しいというお話は数多く頂いておりますので、

単純に・・

弊社が時間をつくり、きちんと準備をして「良いセミナー」を行えば素晴らしいものができるとは思うのですが・・

ハイ。時間をつくって必ずや近いうちに実現致します。

ところがこの「ひなたぼっこ」の最後にややこしいご要望が:

「でもね、この地域は狭いからできれば同業者とは会いたくないし、他の人も同業者がいると話し辛いだろうからさ、『一業種一社』に参加を絞ってくれるといいのだけどね」

・・・
困ったことにハウディーズの広告掲載もよく同じようなことを言われるんですよね・・・

「うち以外の同業者さんは載せないで欲しい」とか・・

でも・・「一業種一社」さんだけではうちも商売にならないのです・・

地方のローカルな「地域密着」ビジネスの隠れたデメリットがこの「狭い社会」と閉鎖性にあるのですが・・

困ったものです。

もちろん、セミナーを行う際は皆様に平等にお声掛けいたしますので、ご安心くださいませ☆

Think Different -究極の広告戦略


1997年のAppleのこの広告こそ「ブランド構築」の究極かもしれません:



日本語訳は:
クレージーな人たちがいる。

反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。

四角い穴に丸い杭を打ち込むように物事をまるで違う目で見る人たち。

彼らは規則を嫌う。

彼らは現状を肯定しない。

彼らの言葉に心をうたれる人がいる。

反対する人も、賞賛する人も、けなす人もいる。

しかし、彼らを無視することは、誰にも出来ない。

なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。

彼らは人間を前進させた。

彼らはクレージーと言われるが、私たちは彼らを天才だと思う。

自分が世界を変えられると、本気で信じる人たちこそが本当に世界を変えているのだから...。』

瀕死の状況であったアップルに復帰した創業者のスティーブ・ジョブズが打ち出したアップル再生の第一打。それはアップルが「世界を変える企業である」という明確なメッセージでした。

この翌年、ジョブズが起死回生の一打として発表したのがiMac。

iMac



その後iPod、iPhoneと続く「世界を変えた」アップルの製品群については言うまでもありません。

消費者に対するPRはもちろん、社内の意識の統一、業界内外への決意表明等、あらゆる面で強く一本化された「ブランド」の再定義。

このThink Differentキャンペーンが今のアップルを生み出した原動力である、と言っても過言ではないでしょう。

この広告によってアップルは同業他社の全てから自らを切り離し、単なるコンピューターメーカーから「世界を変える会社」というポジションを獲得し、ファンの帰属意識を高めると同時に、アップル以外の会社全てを「遅れた」会社という位置づけを行ったわけですよね。

古くはIBM、マイクロソフトといった具合にアップルのマーケティングは「圧倒的強者」を意図的に「古く、遅れた既特権階級」というイメージに置き換えることで成功していますね。

「正義の味方」作戦、とでもいいましょうか(笑)

ただ、この作戦、アップルだからできる裏付けが伴っているからこそ機能する戦略であることがポイントですが・・

広告の世界における芸術作品のようなこのキャンペーン。時代を超えた説得力と斬新さがありますね。

これは意図的に歴史上の人物のイメージをつかったために残る普遍性でしょう。

非常に良くできた一連の広告キャンペーンの戦略だと思います。

「究極」といって差し支えないでしょう。


経営者はマーケティングの必須要素


こと狭い社会であることが前提となる地方においては、経営者=その企業という図式が絶対的なものとなっているのではないでしょうか。

確かに、経営者の決断によってその企業の舵取りが行われるわけですから、それは当然といえば当然です。

しかし、情報が瞬時に多様なかたちで送受信される現代社会においては、グローバルな次元でも「経営者の顔」がマーケティングの上で未だかつてない重要性を持っているように思われます。

昨日、別のブログでこんな記事を書きました:

今日のエントリーは地方とあまり関係ありませんが・・ 

「広告」から「PR」への転換 

「広告」から「PR重視」への転換は、最近ではかなり一般的になってきているように感じています。

もはやテレビを見ていても、ネットを見ていても、外を歩いていても「広告」が眼に入って来ないことがない現代社会において、あまりに氾濫している「広告」の力はますます弱まってきているのではないでしょうか。

しかしながら、以前はローコストがウリであったインターネット広告の世界においても、広告費は下がるどころか媒体価値の上昇に伴い、上がってさえもいます。

もちろん「広告」というものが全く無力になったというわけではなく、「成果を出す」ことが益々困難になってきた、ということでしょう。

そんな中、企業も積極的に広報に力を入れ、広告だけではもはや成り立たないマーケティングの手段としての「PR」をますます重視してきているように感じます。

例えば、Appleにとって最大のマーケティング効果をもたらすものは広告ではなく、スティーブ・ジョブズが行うプレゼンですし、マイクロソフトの最大のマーケティング上のコンテンツはビル・ゲイツその人ですから。

経営者が広告塔となるPRの力

そうするともしかすると経営者という広告塔こそがPRの効果を最大化するものなのかもしれません。ビル・ゲイツ等はいわゆるアンチ・ヒーローです が、アンチ巨人が巨人の付加価値を高めてきた歴史同様、彼を嫌うMacユーザーらの存在が彼の価値を高めているのかもしれません。

ライブドアの堀江社長等はその最たる例で、彼のピークはファンもですが、アンチも多く、空前絶後の注目とマーケティング効果をライブドアに与えましたよね。

今現在の話をすれば、Docomoとソフトバンクを比較した場合、新戦略を打ち出したDocomoの社長さんの名前を明確に記憶している人はあまり いないでしょう。一方、孫正義社長の顔を知らない人の方が少ないと思います。必然的にDocomoが生まれかわった、と言ってもPRからその変化が十分に 伝わってはきていませんよね。

広告がその限界を見せ始めた昨今、カリスマ経営者が自ら広告塔となれる企業は今後ますます伸びていくのではないかな、と思っています。

というわけで、良い意味でも悪い意味でもその企業が象徴するものがサービスや商製品以外のレベルでもマーケティングには必要不可欠な要素となっているのではないでしょうか。

これは地方であろうがグローバルであろうが、今後加速するポイントでしょうね。

私も自らのマーケティング価値を高めるべく、頑張ります☆


ブランドは広告ではつくれない - 広告 vs. PR - マーケティング担当必携の書


マーケティングの良書は国内よりも海外の本に多い気がしますが、本日六本木オフィスへの往復の電車内で読んだこの本も実に面白かったです:

ブランドは広告でつくれない 広告vsPR
アル・ライズ ローラ・ライズ 共同PR株式会社
翔泳社


「広告を信頼する人などいない」、「広告は終わっている」という、広告屋さんが認めたくない事実や、「クリエイティブ」なクリエイターによる「クリエイティブな作品」が話題を呼んでも全く売上に貢献していないという「広告代理店が絶対に認めたくない」ポイントを小気味よく指摘し、結論としてはブランド構築のためにはPR、パブリシティが重要であると論じています。

私が特に同意したのは:

「広告がブランドを構築する事はない」
「広告はブランドを防御するためのものである」
「ブランドを構築するのはPRである」
「広告に信頼性はもはやない」

という全編に共通した上記のポイントですね。

ブランド構築のプロセスに必要なのはまずはPRであり、戦略の設定であって、単に無意味にかつ無意味な広告を発信する事ではない、ということ。

広告は、きちんとしたマーケティング戦略に基づいたPRを実施した後にはじめてその効果を発揮するわけです。

Macbook Airをコマーシャルで初めて見た人はいないでしょう。Windows Vistaについて新聞広告で知った人もいないと思います。メディアが大々的に取り上げた後に流れるコマーシャルこそ効果的なわけです。

マイクロソフトやアップルはもちろん、更に純粋にPRでのマーケティングで成功したスタバにせよボディショップにせよ、最近は広告より以上にPRを上手に使う企業が躍進しています。そこに学ぶところは企業のサイズに関係なく、大いにありますよね。

ブランド構築とPR、広告の相関関係についてこれほどよくまとまった本は私は読んだことがなかったので、非常に有意義な今日の六本木往復でした。

地方でのマーケティングこそブランド構築が必要


先日CNETで書いているブログにこんな記事をアップしました:

地方におけるブランド構築 - Going Local:地域ポータルとネット上の格差社会

ちょっと上手くまとまらなかったと感じていたのですが、何故か好評のようで数人からコメントやらメールやらを頂きましたので少し上記の記事に加筆しながら言及すると:

地方におけるマーケティングはハンズオンとブランド構築が必須

というところが私が言いたかったポイントです。

単に目先や注目をひく「広告」だけでは、地方の地域社会では効果を出す事は難しい、という点を強調したいというのが記事の意図でした。

「狭い社会」という地方社会の大前提にのっとり、単にキャッチコピーや注目をひくデザイン等だけでは「だませない」、地方ならではの環境こそ、本来ならば広告代理店・マーケティングコンサルタントの「手腕」が問われる土俵だと思っています。

実際のマネージメントの領域まで関わり、競合を含めた現状を把握した上でハンズオンのマーケティングを行うこと。そしてバイラルマーケティング(消費者の口コミ誘導・活用によるマーケティング)を含めた戦略の構築が不可欠となるからです。

アナログに検証される「地方の広告」と、地方で「勝ち残る」ためにはブランド構築が不可欠となる、そういったポイントについて書きたかったのですが、要領を得なかったと思った割に下記の記事は好評だったようなのでご紹介します:

地方におけるブランド構築

田舎に住む広告屋のたわごとかもしれませんが・・ 

「口コミ」最強説

地方において最も強い媒体は何か?と質問する時に、「口コミ」だ、という答えがまっ先に出て来るということは実は我々「地方人」には容易に想像できるのです。

無論、地方紙やケーブルテレビ、ミニコミ紙や弊社のような地域ポータル等、様々な媒体は 確かに存在しています。しかし、地方において最も早い情報伝達手段が「人から人へ」のアナログな手段である事は事実ですね。

「口コミ」で検証される地方の広告

地方のメディアは基本的には「口コミ」というアナログなネットワークをサポートするという位置づけが正しいでしょう。メディアの記事や広告だけで完結しないのが地方の「情報」で、様々な情報は「アナログ」に検証されるプロセスを経る事がほとんどであります。

例えば求人広告が出た次の日には、興味を持った人たちはその会社の経営者やそこで働いている人たちを人づてに探し、問い合わせる前にアナログに「検証」するのです。

実は広告の効果がどれくらい出るのか、という観点でもかなり読みやすいのが地方の特色ではないでしょうか。何故ならば、地元で3年も経営されていれば「みんな知っている」会社やお店となり、その評判等からおおまかな効果が推測できてしまうのです。

地方で求められるのは「広報屋」

ここまで読むと「地方で広告する意味」を全く感じられなくなる方もいるかもしれません。

確かに「普通の広告」にあまり意味がないのは確かです。イメージ広告等論外ですし、奇抜な企画を立てても地方という「狭く、皆が互いを知っている世界」では全く無意味なことが多いですね。

実は地方でこそ必要なのは、単なる広告ではなく、広報を中心としたマーケティング、つまりは「ブランド構築」であり、「ブランドマネージメント」の徹底となるのです。

大胆な戦略と行動が不可欠

集客に困っているお店は、「ちょっと目先を・・」ではダメで、「完全に新たに生まれ変わった」という演出を、広告だけではなく、実際に現場でもやっていただく必要があるのです。

地方における「地元の評判」を根底から転換させるマーケティング戦略をお客様と共に実現しなければなりません。

厳しくアナログに検証される「地方」という土俵で勝ち続ける、というのは実は大変難しいハードルだと個人的には感じています。

なんて書くと正に「田舎の広告屋のたわごと」でしょうかね?

 

あ、地方の逆の利点は何か?

一度確固たるブランドとなると、その地域では

文字通り「最強」となり、かなり長い間その地位が安泰となることでしょうか。


というような記事でした。

地方における地域密着型のPRについて書いたのですが、この施策は「地方から中央へ」地方の企業が進出する際の「地方ブランド構築」にも応用が利くと思っています。

また、「地方での新規事業」のマーケティングはこの地方の特性を理解した上で、「黒船来航型」の仕掛けを行うことによって「成功」に導くことができるということは、弊社のクライアント様を含め実証されています。

なかなか「マーケティング」という概念はもちろん、そのコンサルティングについて地方にはそのような業種業態の習慣が無く、(マーケティングの専門企業がある地方の小都市等はものすごく少ないのではないでしょうか)まだまだ未開拓の分野ではありますが・・・

「地方という土俵」でのマーケティング戦略というものは、(私の仕事なので当然ですが)まだまだ確立されきっていない、「面白い」分野であると思っています。

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