ある方の書評を拝見して手に取った麻雀の世界で有名な「雀鬼」桜井章一氏の本。麻雀の世界を超えて、将棋界の羽生名人をはじめ各界の有名人が絶賛しているのでそのうち読んでみよう、と思っていました。


20代後半からはいわゆる起業家となり、そちらの方が楽しくなってギャンブルは全くしなくなりましたが、「経営」も日々決断と判断を要するという点では「勝負」です。

麻雀の世界で桜井章一といえば「伝説」ということは知っていました。その「雀士」というイメージが強かったのでいままで本を読むことからは遠ざかっていましたが、何故経営者やスポーツ選手をはじめ桜井氏に師事する人が多いのかがよくわかりました。

いくつか良かったフレーズを抜粋すると:

流れの中では「過去にとらわれず、未来に期さず」という心構えがなければ負けてしまう

変化に弱い人というのは固定観念が強い人だ。(中略)それに対し、「感じる」ことを大切にしている人間は変化に強い。(中略)変化がわかるというのは、時と流れの変化がわかるということだ。その流れの中で自分はどうするかという判断ができる。だから「感じる」人間は強いのだ。

まだまだありますが、とりあえず・・

何度も繰り返し氏が強調するポイントとして、「現代社会に溢れる情報や知識が、人間の感性を鈍らせている」という指摘は確かに正しいと思いました。

「感性」に優れた経営者が率いる企業は歴史をひもといてみても強いですし、スポーツ選手でも超一流となればなるほど精神性、感性の強さを持っているように思います。本田宗一郎、松下幸之助・・イチロー

感性の優れた人間は、変化に強い。感性に優れ、変化に強い人間は時間や自然と共にある・・

いやはや、予想以上に楽しく読ませてもらいました。

他にも多くの著書があるようなので、ちょっと合間を見て読破しておきます。

もとの書評はイエローハットの創業者の鍵山秀三郎さんとの共著のこちらの本:


いずれにせよ桜井章一さんの著作のテーマが「勝負に勝つ」ことを教えるというよりは「強い人間となる」ことに力点が置かれている点に共感を覚えました。

「強い人間」でなければ、「勝負」に勝てるはずもないですからね。