マーケティングの良書は国内よりも海外の本に多い気がしますが、本日六本木オフィスへの往復の電車内で読んだこの本も実に面白かったです:
「広告を信頼する人などいない」、「広告は終わっている」という、広告屋さんが認めたくない事実や、「クリエイティブ」なクリエイターによる「クリエイティブな作品」が話題を呼んでも全く売上に貢献していないという「広告代理店が絶対に認めたくない」ポイントを小気味よく指摘し、結論としてはブランド構築のためにはPR、パブリシティが重要であると論じています。
私が特に同意したのは:
「広告がブランドを構築する事はない」
「広告はブランドを防御するためのものである」
「ブランドを構築するのはPRである」
「広告に信頼性はもはやない」
という全編に共通した上記のポイントですね。
ブランド構築のプロセスに必要なのはまずはPRであり、戦略の設定であって、単に無意味にかつ無意味な広告を発信する事ではない、ということ。
広告は、きちんとしたマーケティング戦略に基づいたPRを実施した後にはじめてその効果を発揮するわけです。
Macbook Airをコマーシャルで初めて見た人はいないでしょう。Windows Vistaについて新聞広告で知った人もいないと思います。メディアが大々的に取り上げた後に流れるコマーシャルこそ効果的なわけです。
マイクロソフトやアップルはもちろん、更に純粋にPRでのマーケティングで成功したスタバにせよボディショップにせよ、最近は広告より以上にPRを上手に使う企業が躍進しています。そこに学ぶところは企業のサイズに関係なく、大いにありますよね。
ブランド構築とPR、広告の相関関係についてこれほどよくまとまった本は私は読んだことがなかったので、非常に有意義な今日の六本木往復でした。





